元利均等返済と元金均等返済とは?

こんにちは。
木造りの家 元気担当
中村(み)です。

産休中のコラム12回目です。


今回は少し住宅ローンの勉強をしましょう。

車のローンと違い、
何千万をも何十年もかけて返済する
住宅ローンとなると
仕組みも用語もたくさんありますね。

もう少し単純で分かりやすいと良いのに…
と営業を始めたばかりの頃は、よく思いました。

各銀行さんによって
いろいろな商品があり金利が違ったり
お得意様限定…なんてこともあるかもしれませんね。


今回はとりあえず・・・返済方法の
「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いについて。

漢字が多く似たような言葉で混乱しますね。
言葉は似ていますが大きく違います。

住宅ローンの支払いは
「元金(借りるお金)+利息=毎月の支払い額」
となります。


■元利均等返済(がんりきんとうへんさい)
毎月の支払額が一定であることが分かります。
⇒返済の計画が立てやすいことがメリットです。

しかし、デメリットとして
最初は利息を払っているイメージで
元金はなかなか減りません。

また、総合的に支払う金額は
元金均等返済より多くなります。



■元金均等返済

元金を均等に分け、
残っている元金に対しての利息を合わせて支払っていく方法です。
⇒最初の支払額が一番高いのがデメリット。

 しかし、年々減っていくため後が楽なのがメリットともなる。
 また、利息に関しては元利均等返済よりも少なくなります。



以上のように
名前は似ていても支払方法は
大きく違うことが分かります。

それぞれにメリット・デメリットがあり、
どちらが良いのか?に関しては、
住宅ローンを支払っていく過程で
将来どうしていきたいか。によって変わります。


住宅ローン返済を開始した時点で
収入の見込みが多く
毎月の支払いに余裕がある場合や
教育費のピークが過ぎゆとりがある場合は
元金均等返済も視野に入れても良いと思います。


しかし、子育て真っ最中の方や、
今後、子育ての予定のある方、
共働きでも家計に余裕がない方などは
利息分の損はしますが元利均等返済の方が
返済計画を立てやすいため安心です。


また、2022年末まで伸びた
「住宅ローン減税」は
住宅ローン残高の1%を
13年間控除してくれる制度なので
そこも考慮して13年間は一定で支払い
その後、繰り越し返済すると言った方法もあります。



とは、言っても考え方や
将来設計は人それぞれなので
大切なのは「将来のライフスタイル」を考えて
それに合わせた返済方法を選ぶことです。


株式会社 武笠
木造りの家 中村美穂
電話番号:0776-43-1785