自然乾燥と機械乾燥の違い

こんにちは。
木造りの家 元気担当
中村(み)です。

産休中のコラム2回目です。

武笠では自社の製材所で様々な木が自然乾燥されています。
(木材部のブログでもご確認いただけます)


木材は伐採された後、乾燥してから使用します。

山にある木は水分をたくさん含んでおり、そのままでは使用できません。
これは、木が乾燥により曲がったり反ったりするので、
そのまま使用すると支障が出てしまうから。
(だいたい含水率を15%~20%にします。)

薪でも同じですね。
薪割りをした後は半年~1年乾燥してから使用してください(^^)
割ってすぐ使用すると、薪から水分が出て不完全燃焼を起こしやすく
煙突内にタールが貯まりやすくなります。(煙突火災の原因に…)


さて、

木材の乾燥方法は主に2種類。

・自然乾燥(天然乾燥)
・機械乾燥(人口乾燥)

どちらにもメリット・デメリットがあるのでご紹介します。


■自然乾燥
製材後に機械などを使わず自然の力で乾燥する方法です。


木にとって大切な樹液を残したまま乾燥することができるので
木材の色艶や香りを損なわず粘り強さがあり、
木材が持つ本来の力を充分に発揮させることができます。
建てた後も年々強くなるのも自然乾燥の魅力の1つです。

木が生き続きている状態となるので、自然乾燥後も反ったり曲がったりし
扱いが難しく木を読める(熟知した)職人さんでないと扱えない可能性も…。
表面などに割れが出てきますが、内部割れを起こす心配もなく安心です。

また、機械を使用していないため環境にも優しく乾燥することができます。
長期間、乾燥させるため時間と場所が必要となることがデメリットとなり
大変難しいことでもあるので量産型の住宅では不向きではあります。



■機械乾燥
機械などを使用して強制的に乾燥する方法です。



機械乾燥の中でもいろいろと方法はあるのですが、
だいたいが1週間~2週間ほどの時間で乾燥することができます。
伐採から乾燥までに時間がかからず、
製品として出せるので安定した供給ができます。

機械ならではの高い温度で乾燥することが出来るため、
木の水分を完璧に無くすことができ反りなどは起こりにくく扱いやすいですが、
木にとっての大切な樹液も一緒に失われてしまいます。

自然乾燥とは違い熱中症を起こしてしまった木となるため、
木が持つ本来の良さは充分に発揮されず、
表面での割れは起こりにくいため見た目の良さはありますが、
内部割れが起こりやすく強度的に不安点が残ります。
鉄などと同じく完成時が100%だとすると
年々強度が下がっていくようなイメージです。

また、機械で乾燥している(化学の力を使っている)ため、
地球環境に負担がかかることにもなります。

どちらにも良いところ悪いところがあるので
どちらを採用するかは住む人、使う人によります。
適材適所で使用するのも良いと思います。


一生に一度のお家づくり。

自然乾燥は手間がかかりますが、
木造りの家では、自然乾燥にこだわった家づくりを行っていきたいと思います。

実際に、自然乾燥されている木を製材所で
見学することもできますので
ご興味がある方は、お問合せください。


株式会社 武笠
木造りの家 中村美穂
電話番号:0776-43-1785