木の文化を伝える

こんにちは。
木造りの家 元気担当
中村(み)です。

産休中のコラム1回目です。

8月に入りましたね。

暑さも厳しいですが…
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて、初回の今日は、
先日、開催された「オリンピックの開会式」からお話したいと思います。

世界中の国から日本(東京)に集まり開催された開会式。
開会式では様々な演出が話題となりましたね。
それぞれの演出に意味があり、賛否両論はあるものの
深く知ると素敵な物に感じます。

そこでの演出の1つに
「木と職人さん」が表現されていたのはご存じでしょうか?

「木やりうたと、ダンスパフォーマンス」の演出の中で
有名な女優さんが棟梁役になって招集をかけると、
木材と共に金槌やカンナを持った職人さん達が登場して
作業の音に合わせてパフォーマンスを始めるのです。


ちなみに
「木やりうた」と言うのは
江戸時代から伝わる労働歌であり、
大工さん達が力を合わせる(揃える?)為の
掛け声的なものらしいですよ。

テレビのナレーションでは、
日本は古来から「木と職人さん達と共に~」
と話しをしていて「日本の文化ですね」
なんてことを言っていました。

作業の音は実際の音よりは
リズミカルな感じになっていましたが(^-^;
タップダンスなども加わり
昔と今のコラボレーション的な感じになっていましたね。


そしてパフォーマンスが終わりに近づくころ
木製のリングが5つ登場しました。

「木製!?」で驚いた方もいらっしゃると思います。

この木製のリングが組み上げられて、
五輪マークが完成しました。
広がる際(引っ張る動作)が自動ではなく
手動だったのも個人的に何かを感じる瞬間でしたね(^^)/笑

さて、この木製のリングですが
北海道から来た木材らしく。

なんと!

前回、1964年に開催された東京オリンピックで
各国の選手団で用意した種で育てた木(約160本)の
【間伐材】で作ったものだったのです!!


しっかり日本の文化「植える⇒育てる⇒伐る⇒植える」を
オリンピックの開会式と言う
世界中が注目している場で示していたのです。

ちなみに…
国立競技場で使われている大量の木材も
47都道府県から集めた間伐材ですよ(*^^)


寄木細工のような五輪のリングは
1964年のオリンピックとも繋がり、
日本の職人文化、木の文化を
世界中へ伝えていたんですね。


武笠で働いていなかったら
このことには気付いていなかった気もしますが・・・(^-^;


日本の誇るべき文化が
世界中に届くと良いですね。



株式会社 武笠
木造りの家 中村美穂
電話番号:0776-43-1785