基礎工事において、土台が乗る天端部分をモルタルなどで
水平に均す事をいいます。
立上り型枠を外した後に施工します。
昔は弊社でも基礎工事を行っていてこの「天端均し」を
やっておりました。
大変懐かしい響きで当時を思い出しますが、
基礎工事においてこの作業が大変重要な事なのです。
水平がとれていないと大事な家自体も傾いてしまうからです。
今ではモルタルではなく、液状の天端レベラーという材料を
型枠の間に流し込んで水平面を作り出すという方法が
定着しています。
基礎工事が完了した時点で天端の水平検査を行い、
次の作業に進みます。
モルタルでの天端均しも、天端レベラーを使っての天端均しも
実際に作業した経験がありますが、大変難しいものでした。
家づくりにおいて、職人さんの技というのは至る処で
垣間見ることができます。
先日完成した基礎を見て、そんな事を思わせて頂きました。