戸じゃくりといいます。
引き戸が柱や建具枠にあたる部分に
刻み込んだ(しゃくった)浅い溝をのことです。
柱などの表面に当たって止まると
僅かな隙間が出来てしまうこともあります。
そのままだと隙間風が入ってきたり、
光が漏れてくるなどの問題が発生しますよね。
あらかじめ戸があたる箇所に戸の厚みより
少し広めに溝を設けておくことで、
戸が溝に僅かに食い込む形になり
隙間を防ぐ効果があります。
元々は外部の引戸に使われる方法で、
室内の建具では行いません。
また、外部の建具もサッシが標準的につかわれるので、
いまはこんな技法はなくなりましたね。