安い土地はお得なのか?

こんにちは。
木造りの家 元気担当
中村(み)です。

産休中のコラム4回目です。


そろそろ秋に向けて
土地に動きが出てくる時期ですね。

春や秋は住宅を建てる方や
考え始める方が多かったり、
土地の造成が完成する頃が
春や秋の場合が多いため冬や夏に比べて
土地に動きが出ることが多いのでは?と考えられます。

なかなか土地が見つからなくて困っている方は
夏の時期に再度、希望を見直してみるなどし
秋に向けて土地探しを行うと良いかもしれません。



さて、今回は久しぶりに土地のおはなしとなります。


いろいろな土地の資料を見ていると。
土地の価格には大きな差があるのが分かります。

人気エリアや交通の便利が良い場所、
また、これから人気になり得る場所(開発されている場所)と
言うのは比較的、土地の坪単価も高くなっています。


田舎の方の土地は、比較的安いイメージがありますが
宅地として造成されているような土地は
田んぼや畑の土地と比べてみると高いですよね。


土地探しから家づくりを行う場合、
なるべく「土地を安くして建物にお金をかけたい。」
と思う方がほとんどだと思います。

そんな中で土地を安くするために
とにかく「激安の土地を買う」と
金額の安い土地の資料のみを見ていたり
安いから購入する。と言った方も
中にはいらっしゃいます。

では、果たして
「安い土地はお得」なのでしょうか?

結論。
お得とは限りません。


もしかすると、土地を売りたい不動産屋さんは
「得ですよ!」と押してくるかもしれませんが。
購入前に確認することも必要です。


田んぼの土地は土を入れて
家を建てられるように造成を行います。
その際に擁壁と呼ばれるコンクリートの壁が
必要だったりで、土地+αのお金がかかることは
なんとなくイメージできます。



では、田んぼ以外の土地ではどうでしょう?

畑であったり、丘の上の土地。
空き地やコンクリートの駐車場の土地など…。

田んぼの埋立と違って安いのでは?
そのままで建物が建てられるのでは?
コレはお得だ!と思いますよね。


しかし、実際、購入してお家の計画を始めると
土地に思った以上の費用がかかっていた!
と判明することがあります。

と、言うのも
土地には埋立以外にも
費用がかかる箇所がいくつも存在するのです。


例えば、
畑や空き地などは、
そのままで建てれそうな気がしますが、
実際には土の入れ替えが必要で
土の撤去費用、新しい土の費用が必要であったり。
駐車場であれば、コンクリートの撤去費用が必要ですよね。

また、設備等が揃っていない場合、
上下水道の引込み費用はもちろんのこと。
引込み以外に、「上下水道加入金」が必要だったり…。
下水がない場合は浄化槽となるので、
さらに費用はUPします…。

敷地の形状によっては
土が流れないように擁壁やブロックの設置。

川の近くであれば、少し高さを付けるために
土をプラスしないといけないかもしれません。


工事以外でも
地目の変更や農地転用費用など
目には見えない費用が必要かもしれません。


そうなると、
最終的には購入前は安い土地であっても
宅地造成された土地と変わらない価格となっていた。
なんてこともあります。


「安い土地はお得なのか?」は、
実際に土地を調べてみて
他の土地と比べて
初めてわかることなのです。


とは、言っても
土地探しでどこをどう見るか難しいですし、
不動産屋さんも土地のプロであっても
建築のプロではないので
家を建てる際に必要となるものは分かりません。


だからこそ、
土地探しは資金計画も含めて
「家を建てる会社と行う」ことをオススメするのです。

もちろん。
木造りの家では
一緒に土地探しを行い
ある程度絞れてきた段階で
総合的な費用などを含めて
土地の提案をさせて頂いたり
候補の土地がある場合は調べて
概算でかかる費用をお伝えいたします(^^)

家だけじゃなく「土地のこと」であっても
お気軽にご相談頂ければと思います。



株式会社 武笠
木造りの家 中村美穂
電話番号:0776-43-1785