木の家とは
若狭展示場のお庭の植栽にも
葉っぱが出てきました。
桜の時期が終わると
桃色の景色が一気に黄緑色になりますね。
自然って面白い(^^)/
今週は天気が良い日が多く
専務や岩下君は連日、
敷地調査に行っているようです(‘ω’)
こんにちは♪
木造りの家 元気担当
中村(み)です(‘ω’)ノ♪
そういえば、、、
4月になったので武笠スタッフブログも
新体制となり私の登場回数が減ります!
その分、他のスタッフの登場回数が増え私のブログも
内容の濃いものにしなければ……!!
と思っておりますm(__)m
初心に戻ってブログを書き始めたいと思います。
さて、みなさんは「木の家」と言うと
どのようなイメージを持たれているでしょうか?
床や天井、柱などに木が使われている家はもちろんのこと。
『木の香りがしそう。』『健康そう』『自然な感じ』など
感覚的なイメージをもつ方もいらっしゃいますね。
良いイメージとは反対に
『弱そう』『腐りそう』『燃えやすそう』などの
マイナスなイメージや
『木の家はお手入れが大変!』なんてイメージもあるようです。
今日は、木の家の良さを伝えるために
大きく3つに分けて
木の家とは…?を考えてみたいと思います。
木の家もさまざま
実は木の家と言っても
住宅に使用される木の種類は
無垢材、合板、集成材など様々で
日本で育った木=国産材
海外で育った木(輸入)=外国産材
と調べると奥が深く、さまざまな種類の木があることが分かります。
まず、木造りの家のように
【無垢材】と言われる木は
本物の木(活きた木、天然木とも言う)を使用していて
接着剤などは使用せず伐った木を乾燥し
そのまま使用する木のことを言います。
次に【合板】と言われるものは
ベニ板とも言われており
複数のスライスされたものを接着剤などで何枚か貼り合わせて作ったものです。
フローリングなどでは合板の上に床材シールを貼って床材を作っていたりしますね。
また化粧材などでも薄くした無垢シールなどを
表面に貼って天然木と見分けがつかない場合もあります。
そして【集成材】と言われるものは
小さい天然木をたくさん繋ぎ合わせて作ったものになります。
最近では一般住宅で構造材(中身)などでよく使用されている印象です。
もとはドイツで生まれたもので日本に来てからの歴史は浅く感じますが、
反りなどもなく、加工しやすいのが特徴です。
木造りの家では棚などに使用されることがあります。
基本的に日本の住宅の80%以上が「木造住宅」ですが
上記のように木の家と言っても種類はさまざまで
それぞれに特徴があり良いところ、悪いところがあります。
お家づくりを行う上で
「どんな木の家」に住みたいか
「木の家でどんな暮らし」がしたいか
を考えていくことは大切なことですね木の家の魅力
木の家の魅力をあげるとたくさんあります。
5つにまとめて紹介します。
1.癒し効果
森林浴や木の香りで癒されるという方は多いのでは?と思います。
木には癒しの香り「フィトンチッド」と言う成分が含まれており
心が落ち着くなどのリラックス効果があると言われています。
その他にもフィトンチッドには防虫効果や消臭効果、抗菌作用があり
とても万能な成分ですね。
2.健康の魅力
木には湿度などを調整する「調湿効果」があると言われています。
空気中の水分を吸ったり吐いたりすることで快適な空間となります。
高温多湿を好むダニやカビなども抑制することができ、
室内に限らず壁の中などで使用しても結露対策となるので
家にも人にも健康的であることが分かります。
住空間は人の健康と大きく関わってくることなので
家を建てる際には健康的な素材を使用したいですね
3.木の強さ
木は弱いというイメージを持っている方は多いのですが
実は、木が持つ本来のチカラはとても強いのです。
重さあたりの引っ張り、圧縮、曲げのチカラは鉄やコンクリートよりも強いと言われています。
今も残る日本古来の建物が木造であることからも木の強さが分かりますね。
また木は火にも強く、短時間の過熱では変形しません。
鉄などの金属製品は温度が高くなると、強度が落ち曲がりやすくなりますが、
木はある程度の太さになると、表面だけが焼けて残り中まで燃えるのに時間がかかる為、
短時間で焼け崩れることがありません。
4.優しさの魅力
癒し効果と似ているかもしれませんが、
木の家は、目に優しく温もりを感じることができます。
無垢材であれば触り心地や歩き心地なども柔らかく優しさを感じます。
木の性質により衝撃を吸収してくれるため、ショックを和らげる効果があるのです。
また、木は不快な音を吸収する働きがあるため、心地よい空間を作ることができます。
劇場や音楽ホール、楽器などに木が多く使われている理由からも納得できますね。
5.日本らしさと伝統技術
日本は古来から木を使ってきた歴史があります。
山の木を使い、職人さんの伝統的な技で様々な建築物を建ててきました。
四季のある日本の難しい気候を知っているのも昔からある木です。
最近の住宅では、職人技を必要としない住宅が増えてきましたが
本来なら誇るべき日本の「天然の木」と「職人技」で家を建てることが
美しさと耐久性に優れた「永く住める家」となるのではないでしょうか?
環境への貢献
最後は忘れてはいけない「環境」の話になります。
【木と環境】と言うと必ずしも言われるのが
伐採は森林破壊だ説。
これは大きな間違いです。
武笠の家づくりのこだわりの1つ「自然を守る」でもありますが
(ホームページで確認できます♪)
日本の山(自然)を守る為には木を使わなければいけません。
山を守るためには「間伐」と言って
定期的に木の伐採を行い山の手入れをすることが必要です。
(詳しい話は、また別の機会にしますね。)
私たちは、間伐材を使うことで
山は生き続けることができ自然環境が守ることができるのです。
また、木は100%リサイクル可能な材料であり
他の材料に比べ炭素放出量が少なく、あまりエネルギーを必要としない為
省エネ材料とも言えます。
木の家で「永く住める家」にすることで
住宅の寿命を延ばすことができるので無駄な廃棄処分なども減り
地球環境に大きく貢献することができます。
と言うわけで少し長くなりましたが、
今回は「木の家とは?」を大きく3つに分けて考えてみました。
少しでも多くの方に伝わっていれば幸いです。
- スタッフブログカテゴリー
- お家づくり講座