経年変化

『年月が経つうちに製品の品質・性能が変化すること。
特に摩耗・腐食などで性能が劣化すること。
また、時間の経過とともに住居が損耗すること。』
 
調べてみるとこのような事が書かれていました。
確かに、どのような商品でもそうですが、
その物の価値というのは購入した時が一番高く、
年を経るにつれて下がっていくものですよね。
では、私たちが骨とう品や古家具に魅力を感じるのはなぜでしょう。
そこには、機能性や使い勝手のよさといった
現代の技術的な価値とはまた違った、
私たちの感覚に直接訴えかける値打ちのようなものが
あるからでしょうか。
 
人が年月を経て成長していくのと同様に、
長い年月を共にいきてきた古い家具や骨とうには
その『重み』のようなものがにじみ出て、
みる人・また使う人を魅了しているのかもしれないですね。
 
私たちの木造りの家も、
完成したその瞬間から経年変化をしていくものであります。
住む人と共にくらし、年を重ねるごとに味わい深く変化していく
床や梁、柱等を見ていますと、その素材の美しさにホッと癒され、
心が落ち着きます。
 
今年、弊社若狭展示場は9年生となります。
ぜひ皆様にも経年変化の美しさを体感して頂きたいなと思っております。


株式会社 武笠
櫻本 卓也